社会人必見!独学で公認会計士の試験に合格するための勉強法

公認会計士

公認会計士試験が難関試験であることはご存知だとは思いますが、独学で勉強して合格することが可能なのかどうか気になるところでしょう。

公認会計士試験に合格するためには、「大原簿記専門学校」や「資格の学校TAC」などの専門学校で公認会計士試験講座を受講して勉強するのが一般的です。

実際に私も専門学校で公認会計士講座を受講して勉強し、合格しました。

これまで一緒に働いたことのある同僚の公認会計士の中に、独学で公認会計士試験に合格したという人の話を聞いたことがありません。

まあ、専門学校なのか独学なのかという話にそもそもならなかったので、もしかしたら独学で合格した人がいたかもしれません。

この記事を今読んでいるあなたは、「独学で公認会計士になれるの?」、「どのような勉強方法がいいの?」、「テキストは何を使用すればいいの?」など、いろいろな疑問を持っていると思いますので、参考になればと私なりに意見を書いてみました。

独学で公認会計士になれるのか

独学で公認会計士試験に合格することができるのか?

私はできると考えます。

ただ、独学での勉強は専門学校を受講して勉強するよりも時間がかかり、モチベーションを保つのに苦労するかと思いますが、コツコツと脇目も振らず目標に向かって努力できる人なら、合格できるでしょう。

一般的には専門学校を受講して挑む試験であるため、独学で合格したという成功例は少ないですが、可能性はゼロではありませんので、これから独学で勉強を考えている方は、諦めないでいただきたいと思います。

独学を考える理由

独学を考えてこの記事を読まれている方は、その理由が下記の2パターンに当てはまるのではないでしょうか。

①専門学校に通うお金がない or 大金を支払うほど決意は固くない

専門学校の公認会計士講座は、初心者コースのフルパッケージであれば80万円程度は必要となります。

80万円というと結構な大金ですよね。

そんな大金が支払えるほどの貯金はないが、公認会計士になりたいという方や、大金を支払ってまで専門学校に通うほど、公認会計士になりたいという固い決意には至っていないという方は、独学で勉強しようと考えていると思います。

お金がなくても勉強をする時間があれば、じっくりと勉強はできるし、途中で挫折したとしても懐は痛くありませんので、まずは公認会計試験の勉強内容やボリュームを理解する目的で、軽く独学を始めてみることはオススメです。

②専門学校に通う時間がない

専門学校に通うお金はあるが、仕事の残業時間が多く、専門学校に間に合う時間に仕事が終わらないため、通勤時間や寝る前の空いた時間、土日祝日を利用して独学で勉強したいという方も多いと考えます。

また、専門学校が自宅の近くにないため、物理的に通学するのが不可能という方もおられるでしょう。

そのような方々には、専門学校のDVD講座やWeb講座などの通信講座を受講することをお勧めします。

パソコンやスマホがあれば、いつでもどこでも講義を視聴することができるので、学校に通えなくても問題ありません。

講義を聞いていて、理解できなかった部分は戻って再生できるし、1.5倍速で視聴すれば時短にもなるので、効率的に学習できます。

勉強できる時間が少ないうえに独学で勉強するというのは、合格するまでに相当時間がかかってしまい、モチベーションを保つのも難しいので、専門学校を考えた方がよいでしょう。

専門学校を受講するメリット

独学で公認会計士試験に合格するためには、専門学校を受講して勉強することのメリットを知り、独学との差を埋める対処方法を考えましょう。

専門学校を受講するメリットとしては、以下の5つが考えられます。

①専任の講師が教えてくれる、質問に答えてくれる

これが専門学校に通う一番のメリットだと考えます。

やはり、専任の講師が黒板を使って分かりやすく教えてくれるので、一人でテキストを見ながら勉強しているよりは、格段に理解が早いと思います。

また、わからない箇所がある場合は、個別に質問対応してもらえるので、理解不足のまま学習を進めていくことがなくなります。

②テキスト、問題集、答練等の教材が充実している

公認会計士試験に対応したテキストが市販されてはいるのですが、やはり内容とバリエーションに乏しいため、それだけでは合格レベルに達することが難しいです。

その点、専門学校のテキストはボリュームも多く、詳しく丁寧に書かれています。

法令等の追加や改正があれば、すぐに対応したテキストが作成、配布されるので、古い情報のまま学習しているなんてことはありません。

問題集については、同じ論点でも多くのパターンの問題が用意されているので、反復的・網羅的に学習することができます。

定期的に実施される答練(テスト)では、授業の理解度を確認することができるので、間違った部分については復習することで理解が不足している部分を強化することができます。

③試験までのペース配分がしっかりと設定されている

最初は講義中心のゆったりしたペースが続きますので、この段階で毎日復習することでインプットに専念します。

本番の試験が近づいてくると、毎日のように答練によるアウトプットの繰り返しになりますので、試験での時間配分の感覚を養うことができ、また成績により自分がどの程度のレベルにいるのかを把握することで、今後の勉強量を科目間で調整することもできます。

④自習室を無料で利用することができる

家での勉強は、テレビやゲーム、スマホ、睡眠の誘惑に負け、なかなか勉強がはかどらないと思います。

専門学校では、授業で使用していない空き教室が自習室として開放されているので、集中できる環境で勉強ができます。エアコンも効いているので快適です。

⑤受験仲間と切磋琢磨して勉強ができる

通学して受講していると同じクラスの友達ができ、わからないことは教えあったり、答練の点数を競い合ったりと、お互いが負けないように切磋琢磨して勉強するため、良きライバルとして刺激になり実力が上がっていきます。

独学で合格するための勉強法

専門学校で受講するメリットは多々ありますが、受験生のほぼ全員が専門学校で受講しているので、独学で勉強して受験することはかなり不利だということは理解されたと思います。

独学で勉強して受験すると決めるのであれば、この不利な状況を受け入れるしかありませんが、この差をできる限り埋めるためにも、下記のことを実行する必要があります。

試験までの学習期間を長く設定するべし!

専門学校の受講生と同様の学習期間で合格することを想定していては太刀打ちできませんので、スタートラインを早めて学習期間を長く設定しましょう。

専門学校の受講生は論文式試験までの学習期間が平均して1年半なので、独学で勉強するのならば学習期間を4年~5年にすれば対等に戦えると考えます。

テキストは専門学校のものを使うべし!

合格するためには、市販のテキストでは不十分です。

そもそも独学の受験生に対して公認会計士試験の市販のテキストを販売しても売上が見込めませんので、種類も多くありませんし、内容も薄っぺらいものしか販売されていません。

やはり専門学校のテキストを使用することで、専門学校の受験生との差は広げないでおきたいところですよね。

専門学校のテキストは、講座に申込むとセットで付いてくるものなので、専門学校の窓口に行っても販売してくれません。

それでは、どうするか。

中古のテキストを手に入れるのです。

メルカリやラクマ、ヤフオクでは専門学校の中古テキストがわずかながら出品されています。

専門学校の中古テキストを専門に取り扱っている業者も昔ですが見たことがあります(現在はあるかどうか不明)。

最新のテキストを手に入れるに越したことはありませんが、なかなか出回っていませんので、2~3年前のものであれば、さほど法令改正の影響を受けておらず、問題はないと考えます。

テキスト、講義DVD、答練のフルセットもたまに格安?で販売されていることがありますので、見つけることができればかなりラッキーです。

講義DVDがあれば、専門学校に通っているも同然ですからね。

インターネットを十分に利用するべし!

インターネットやSNSでは、あらゆる人とつながることができます。

教えてくれる先生がいないのであれば、現役の公認会計士とSNSでつながればいいのです。

独学で勉強している旨を伝えれば、親切に質問に答えてくれる人がいると思います。

yahoo知恵袋などの質問掲示板を利用するのもありかと思います。

試験に合格するまでは、歯を食いしばってガマンするべし!

日中は仕事をして終わったら勉強という生活をしていると、徐々にストレスが溜まってくるでしょう。

テレビが見たい、ゲームがしたい、Youtubeが見たい、たっぷり寝たいなどの欲求との戦いが毎日続きます。

一度でも欲求に負けてしまいますと、勉強へのモチベーションが低下してしまい、勉強時間も段々少なくなってきて、最終的には勉強しなくなってしまいます。

合格したいのであれば、欲求はすべて我慢するしかありません。

答練だけは専門学校の講座を受講するべし!

専門学校のテキストはどの科目もなかなかのボリュームがあり、毎日少しずつの勉強では進み具合が遅いですし、過去に勉強したことはどんどん忘れていってしまいます。

効率的に勉強するためには、テキストに書かれている内容をすべて完璧にインプットする必要はなく、試験問題になりやすい論点のみをインプットすればいいのです。

これはかなり重要です。

まずはテキストの最初から最後までを簡単に理解する程度であまり時間をかけずに読み通します。

そして早い段階で答練に取り掛かかりアウトプットするのです。

初めはテキストを見ながら解答すればいいと思いますが、同じ答練を何回転もこなすことで、問題になりやすい論点を潰していくことができます。

そのためにも、試験対策が施されている専門学校の答練は、避けては通れない道です。

試験直前の答練の内容は、かなりの高確率で本試験に出てきます。

専門学校の答練の問題は受験生の大半が必ずマスターしてくるので、差をつけられないためにも、専門学校の答練の講座だけは受講すべきです。

まずは簿記2級の合格を目標に設定するべし!

公認会計士試験は科目数が多く、出題範囲はかなり広いです。

そして受験生は高学歴が多いため合格難易度が高いです。

それでも独学を選ぼうとしているあなたは、これから先に待ち受ける苦難を覚悟しておかなければなりません。

簿記を勉強したことがない方は、簿記2級の合格は会計士試験を勉強するうえで、避けては通れない道ですので、まずは独学で簿記2級の合格を目標として設定してみてはいかがでしょうか。

期間は、3か月です。

それぞれのライフスタイルによって、勉強に割ける時間は異なりますが、3か月で合格できなければ、公認会計士試験に合格するまで相当な時間がかかることが想定できますので、あきらめた方がよいと考えます。

本当に公認会計士になりたいのか

公認会計士試験は、学習内容のボリュームが非常に多く、勉強時間は3,500時間が目安なんてことも言われています。

合格率も10%~15%程度であることを考えると、非常に難関な試験となっています。

こんな試験に独学で挑戦しようと考えているあなたは、本当に公認会計士になりたいのですか。

公認会計士の仕事について、もう一度詳しく調べてみて、じっくりと考えてはいかがでしょうか。

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