従業員の制服や美容院で使用するタオルなどのクリーニング代の簿記の仕訳と勘定科目について、例題を使って仕訳例を説明します。
店舗の従業員の制服をまとめてクリーニングに出し、代金1,980円を現金で支払いました。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
衛生費 | 1,980円 | 現金 | 1,980円 |
クリーニングは清潔に保つ目的で行いますので、「衛生費」勘定がぴったり当てはまります。
「衛生費」の勘定科目を使用しておらず、年間のクリーニング代が少額である場合には、「支払手数料」や「雑費」でも問題ありません。
各個人が購入して所有している制服であれば、「福利厚生費」でもよいかもしれませんが、会社が所有している制服を貸与しているのであれば、「福利厚生費」には当てはまらないと考えます。
美容院で使用するタオルの先月分の請求額は、18,800円でした。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
クリーニング代 | 18,800円 | 未払金 | 18,800円 |
美容院ではタオルを数多く使用しますので、そのクリーニング代は高額になり、経費に占める割合は高くなります。
そのような場合には、「クリーニング代」の勘定科目を作成して、単独で金額を把握すれば、経営管理にも役立つでしょう。