お花代の勘定科目と仕訳について会計士が解説!

勘定科目・仕訳

事務所の受付に飾るお花や得意先の周年記念に贈るお花の購入代金は、会社の経費となります。
このようなお花代の簿記の仕訳、勘定科目について、例題を使って仕訳例を説明します。
経理の初心者の方にも、わかりやすく書いていますので、ぜひ参考にしてください。

従業員の送別用にお花を購入した場合

長年勤めてくれた従業員が退職するため、送別会で渡すお花を購入し、10,000円を現金で支払いました。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
福利厚生費10,000円現金10,000円

一般的に相応な金額のお花であれば「福利厚生費」を使用しましょう。
「消耗品費」や「雑費」を使用しても問題ありません。
お花と一緒に渡す送別品も同じ勘定科目で大丈夫です。

得意先の周年祝いにお花を購入した場合

得意先が創立10周年を迎えたため、お祝いの胡蝶蘭を購入し、30,000円を現金で支払いました。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
交際費30,000円現金30,000円

得意先や仕入先に対する贈答にかかった費用は「交際費」を使用します。
お葬式のお花代も同様です。

事務所に飾るお花を購入した場合

事務所の受付に飾るお花を購入し、3,000円を現金で支払いました。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
消耗品費3,000円現金3,000円

「消耗品費」や「雑費」を使用するとよいでしょう。

消費税の税区分について

得意先の会長が亡くなられたので供花を注文し、10,000円を現金で支払いました。

借方科目借方金額税区分貸方科目貸方金額税区分
交際費10,000円課税仕入れ現金10,000円対象外

お花代に消費税はかかっていますので、税区分は「課税仕入れ」となります。

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