切手などの郵便の勘定科目と仕訳について公認会計士が解説!

勘定科目・仕訳

切手

得意先へ請求書を送るための切手を購入し、代金8,400円は現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
通信費8,400円現金8,400円

業務で使用する切手の購入代金は、法人でも個人事業主でも費用として処理することが出来ます。
切手の購入の勘定科目は、一般的には通信費を使います。

はがき、年賀状

仕事の関係先に年賀状を出すため、はがきを購入し、代金12,600円は現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
通信費12,600円現金12,600円

年賀はがきの購入代金も、もちろん経費として処理できます。
こちらも通信費の勘定科目を使うとよいでしょう。
年賀状を送る行為は接待等ではないので、接待交際費の勘定科目を使用するのはふさわしくないでしょう。

レターパック

重要な書類を郵送するためのレターパックをまとめて購入し、代金52,000円は現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
通信費52,000円現金52,000円

レターパックの購入代金も通信費を使いましょう。
まだ使用していないレターパック分もまとめて、通信費でいったん処理します。

未使用のレターパック

期末日の時点で、レターパックの未使用が52,000円残っている。
なお、前期末日時点のレターパックの未使用は100,000円であった。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
通信費100,000円貯蔵品100,000円
貯蔵品52,000円通信費52,000円

期末日時点で未使用の切手やレターパックを、貯蔵品の勘定科目を使用して資産計上(費用の取消)する仕訳を行います。
前期末の未使用分は費用計上します。
未使用分の金額がわずかである場合は、この仕訳はしなくてもよいと思います。

ゆうパック

ゆうパックで得意先へ荷物を発送し、代金1,690円は現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
荷造運賃1,690円現金1,690円

ゆうパックやゆうクリップ、クリックポストを利用した荷物の送料は、荷造運賃の勘定科目を使用するとよいでしょう。

国際郵便(EMS)

アメリカへ小包を送るために国際郵便(EMS)を利用し、代金3,900円を現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
荷造運賃3,900円現金3,900円

日本から海外への荷物の送料に消費税はかかりません。
したがって、荷造運賃の税区分は「対象外」に設定しなければならないことに注意しましょう。

収入印紙

郵便局で収入印紙を購入し、代金10,000円を現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
租税公課10,000円現金10,000円

収入印紙の購入代金は租税公課の勘定科目を使用しましょう。
あと収入印紙には消費税はかかりませんので、租税公課の税区分は「対象外」となります。

書き損じ

書き損じのハガキを郵便局で交換し、交換手数料の代金10円を現金で支払った。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
支払手数料10円現金10円

例では支払手数料を使用していますが、通信費でもよいでしょう。

その他

その他の郵便サービスの勘定科目
速達・・・通信費
内容証明・・・通信費
書留・・・通信費
特定記録・・・通信費

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