事業で必要なものをコンビニやスーパーで購入したとき、その商品を入れる有料レジ袋も購入することがありますが、レジ袋の代金も経費として処理できます。
このレジ袋の簿記の仕訳、勘定科目について、例題を使って仕訳例を説明します。
経理の初心者の方にも、わかりやすく書いていますので、ぜひ参考にしてください。
有料レジ袋を購入した場合
スーパーで来客用のお茶を購入し、お茶の代金432円と有料レジ袋の代金3円を現金で支払いました。
借方科目 | 借方金額 | 借方税区分 | 貸方科目 | 貸方金額 |
消耗品費 | 432円 | 課税仕入(軽)8% | 現金 | 435円 |
消耗品費 | 3円 | 課税仕入10% |
有料レジ袋の勘定科目は、「消耗品費」や「雑費」で処理しましょう。
例題の場合、お茶は軽減税率の対象商品なので、消費税区分は軽減税率8%になり、有料レジ袋は10%になります。
飲食店を経営しており、スーパーで食材を購入し、食材の代金2,500円と有料レジ袋の代金3円を現金で支払いました。
借方科目 | 借方金額 | 借方税区分 | 貸方科目 | 貸方金額 |
仕入高 | 2,500円 | 課税仕入(軽)8% | 現金 | 2,503円 |
仕入高 | 3円 | 課税仕入10% |
有料レジ袋の勘定科目を「仕入高」で処理しても問題ありません。
消費税区分を食材は軽減税率8%、有料レジ袋は10%に忘れず区別しましょう。
和菓子屋で得意先への手土産を購入し、商品代金3,000円と有料レジ袋の代金5円を現金で支払いました。
借方科目 | 借方金額 | 借方税区分 | 貸方科目 | 貸方金額 |
交際費 | 3,000円 | 課税仕入(軽)8% | 現金 | 3,005円 |
交際費 | 5円 | 課税仕入10% |
有料レジ袋の勘定科目を「交際費」で処理しても問題ありません。