作業着の勘定科目と仕訳について会計士が解説!

勘定科目・仕訳

会社の従業員が、現場で作業するときに着用する作業着の購入費用は、会社の経費になります。
現場での作業は、動きやすい服装で効率的かつ安全に行う必要があるため、作業着での作業は法人や個人事業主の利益になるからです。
その作業着の購入の簿記の仕訳、勘定科目について、例題を使って仕訳例を説明します。
経理の初心者の方にも、わかりやすく書いていますので、ぜひ参考にしてください。

作業着を購入した場合

現場の職員が着用する作業着を購入し、代金30,000円を現金で支払いました。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
福利厚生費30,000円現金30,000円

作業着の購入代金は、「消耗品費」や「福利厚生費」の勘定科目を使用するとよいでしょう。
どちらの勘定科目を使用するかは好みですが、各個人専用の作業着であれば「福利厚生費」、作業着が会社の所有物で、従業員に貸与する形式をとっているのであれば「消耗品費」でしょうか。
いずれにせよ、使用する勘定科目を決めたら、その後も同じ勘定科目で処理しましょう。

作業着をクリーニングに出した場合

従業員の作業着をクリーニングに出し、代金3,000円を現金で支払いました。

借方科目借方金額貸方科目貸方金額
福利厚生費3,000円現金3,000円

従業員のユニフォームにかかる費用を「福利厚生費」で統一してしまってもよいですし、クリーニングに最適な「衛生費」という勘定科目を使用してもよいでしょう。

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