お医者さんであれば、遠方で開催される学会にたびたび参加することがあると思いますが、その学会参加費や交通費は、医療法人や個人事業の経費になります。
そこで、学会参加費の簿記の仕訳、勘定科目について、例題を使って仕訳例を説明します。
経理の初心者の方にも、わかりやすく書いていますので、ぜひ参考にしてください。
日帰りで学会に参加した場合
学会の会場まで車で行き、学会の参加費15,000円とパーキング代2,000円を現金で支払いました。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
諸会費 | 15,000円 | 現金 | 17,000円 |
旅費交通費 | 2,000円 |
学会の参加費は、「諸会費」の勘定科目が適切でしょう。
学会の参加に伴う交通費などは、「旅費交通費」として処理します。
泊りで学会に参加した場合
翌日の朝から学会が開始されるため、現地で前泊することとし、飛行機代やホテル代50,000円と学会参加費20,000円を支払いました。
借方科目 | 借方金額 | 貸方科目 | 貸方金額 |
諸会費 | 20,000円 | 現金 | 20,000円 |
旅費交通費 | 50,000円 | 普通預金 | 50,000円 |
泊りで行かなければならない場合には、宿泊費も「旅費交通費」で処理しましょう。
家族旅行も兼ねて、家族も同伴する場合には、家族分の旅費や宿泊費は、経費とすることができませんので、注意しましょう。